今回は、財務・会計から、平成28年の第1問の原価の問題について解説します。
H28 財務・会計 第1問
6月の A 商品に関する仕入および売上は以下のとおりである。先入先出法を採用しているとき、6月の売上原価として最も適切なものを下記の解答群から選べ。
解答群
ア 2,950 円
イ 8,650 円
ウ 9,600 円
エ 15,000 円
解説
先入先出法による売上原価を計算します。
6月の仕入れは、
・6/5 30個
・6/20 20個
ですので、50個です。
そのため、この50個の仕入れに要した費用が売上原価となります。
仕入分を見ると、
・前月繰越 10個 200円
・6/3 50個 190円
とあります。
6月に売れた分の仕入れは、
前月繰越の10個×200円=2,000円
6/3仕入分のうち40個×190円=7,600円
で、売上原価は上記の合計の9,600円となります。
ちなみに、6/24に仕入戻しが5個ありますが、売上原価の計算に関係しているのは6/3仕入分までなので、今回の場合考慮しなくてもOKです。
以上から正解は選択肢ウの9,600円となります。
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