今回は、財務・会計から、平成24年の第15問について解説します。
H24 財務・会計 第15問
内部金融に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 内部金融とは、企業の事業活動によって獲得された自己資本調達であり、利益の内部留保、企業間信用などから構成される。
イ 内部金融とは、企業の事業活動によって獲得された他人資本調達であり、減価償却、ファイナンス・リースなどから構成される。
ウ 内部金融とは、企業の事業活動によって獲得された短期資金調達であり、減価償却、企業間信用などから構成される。
エ 内部金融とは、企業の事業活動によって獲得された長期資金調達であり、利益の内部留保、減価償却などから構成される。
解説
今回の問題は内部金融の意味を知っていれば解ける問題です。
内部金融とは、企業の内部から調達できる資金のことをいいます。具体的には、企業がこれまで稼いだ利益の蓄積である内部留保や、費用としては計上されるものの、実際には現金が出ていかない減価償却費のことをいいます。
それを踏まえて、各選択肢を見てみると、「利益の内部留保、減価償却などから構成される」と記述している、選択肢エが正解であることがわかります。
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