【過去問解説(経済学)】R4 第13問 代替財・補完財

今日は、経済学 R4 第13問 について解説します。

 経済学 R4 第13問

代替財、補完財と需要曲線のシフトについて考える。ここでは図は省略するが、縦軸に価格、横軸に数量をとるものとする。 2 財の関係が代替財あるいは補完財であるときの需要曲線のシフトに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

a A財とB財が代替財の関係にあるとき、A財の価格の下落によって、B財の需要曲線は右方にシフトする。
b C財とD財が補完財の関係にあるとき、C財の価格の下落によって、D財の需要曲線は右方にシフトする。
c A財とB財が代替財の関係にあるとき、A財の価格の上昇によって、B財の需要曲線は右方にシフトする。
d C財とD財が補完財の関係にあるとき、C財の価格の上昇によって、D財の需要曲線は右方にシフトする。

〔解答群〕
ア aとb
イ aとd
ウ bとc
エ cとd

解説

代替財や補完財に関する問題です。
代替財や補完財については、まとめシートで以下の通り解説しています。

また、グラフについては以下の動きを覚えておきましょう。

それでは選択肢をみていきます。

:誤りです。A財とB財が代替財の関係にあるとき、A財の価格が下落するとA財の需要量が増加し、代替材であるB財の需要量は減少します。そのため、B財の需要曲線は「左方」にシフトする。
よって、この選択肢は×です。

:その通りです。C財とD財が補完財の関係にあるとき、C財の価格が下落するとC材の需要が増加し、補完財であるD財の需要も増加します。そのため、D財の需要曲線は「右方」にシフトする。
よって、この選択肢は〇です。

:その通りです。A財とB財が代替財の関係にあるとき、A財の価格が上昇するとA財の需要量が減少し、代替材であるB財の需要量増加します。そのため、B財の需要曲線は「右方」にシフトする。
よって、この選択肢は〇です。

:誤りです。C財とD財が補完財の関係にあるとき、C財の価格が上昇するとC材の需要が減少し、補完財であるD財の需要も減少します。そのため、D財の需要曲線は「左方」にシフトする。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正しい組み合わせはbとcですので、正解は選択肢ウとなります。

 

 

◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

2023年度版 一発合格まとめシート
前編 好評発売中!

後編 予約受付中!

関連教材で学習効率アップ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


プロフィール

中小企業診断士一次試験テキスト「一目でわかる!覚えてしまう!中小企業診断士一次試験 一発合格まとめシート」著者によるブログです。
「まとめシート」の知識を使った過去問解説や、「まとめシート」に関する情報を発信していきます。

◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ