【過去問解説(経営法務)】H27 第6問 国際条約

今日は経営法務のH27第6問について解説します。

 

H27 経営法務 第6問

以下の記述は、ある条約に関するものである。この内容を定める条約として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
1883 年に成立したこの条約が適用される国は、工業所有権の保護のための同盟を形成する。各同盟国の国民は、工業所有権の保護に関し、この条約で特に定める権利を害されることなく、他のすべての同盟国において、当該他の同盟国の法令が内国民に対し現在与えており又は将来与えることがある利益を享受する。すなわち、同盟国の国民は、内国民に課される条件及び手続に従う限り、内国民と同一の保護を受け、かつ、自己の権利の侵害に対し内国民と同一の法律上の救済を与えられる。

[解答群]
ア シンガポール条約
イ 特許協力条約
ウ パリ条約
エ マドリッド協定

解説

知財に関連した国際条約について問われています。

知財に関連した国際条約は、どれが何の権利に関する条約なのかという点を押さえておくようにしましょう。
まとめシートでは、結構インパクトの強いイラストと語呂合わせで紹介しましたので、まとめシートをご覧になった方は、ピンとくるのではと思います。

今回の記述は、産業財産権一般のことについて書いてありますので、解答群の中では選択肢ウのパリ条約が当てはまります。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

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