【過去問解説(経営情報システム)】R5(再試) 第12問  UML

今日は、経営情報システム R5(再試)第12問について解説します。

情報システム R5(再試)第12問

システム開発に利用されるモデリング技法である UML(Unified ModelingLanguage)のダイアグラムに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア アクティビティ図は、オブジェクト間のメッセージの流れを時系列的に表現するダイアグラムである。
イ オブジェクト図は、対象となるシステムとその利用者とのやり取りを表現するダイアグラムである。
ウ クラス図は、対象となるシステムを構成する概念・事物・事象とそれらの間にある関連を表現するダイアグラムである。
エ コミュニケーション図は、活動の流れや業務の手順を表現するダイアグラムである。
オ シーケンス図は、システム内部の振る舞いを表現するためのもので、ユースケースをまたがったオブジェクトごとの状態遷移を表現するダイアグラムであ
る。

解説

UMLに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

 

UMLはオブジェクト指向のプログラム設計図の統⼀的な表記法をまとめたものです。

・アクティビティ図は、UML版のフローチャートのようなもので、システムのアクティビティ、データの流れ、アクティビティ実施の条件分岐などを表現するもので、ユーザーにも理解しやすいという特徴を持っています。

・オブジェクト図は、システムのある時点のオブジェクト間の関係を表し、クラス図などで表現されたクラス構成や相互関係をより具体化したレベルで表現したものです。

・クラス図は、システムを構成する概念や物事、事象とその間の関係を記述したもので、ER図に近い図です。クラス図は、抽象的な構造・関係を表す際にも⽤いられます。

・コミュニケーション図は、オブジェクト同⼠の相互作⽤を表現したもので、クラスやオブジェクト間の相互作⽤と関連を表す図です。

・シーケンス図は、メッセージのやり取りを時系列に沿って並べた図で、DFDのような図です。シーケンス図では、メッセージと呼ばれる⽮印で各オブジェクト間の応答を表し、処理の流れを時系列に沿って表します。

 

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:その通りです。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢エ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

 

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