【過去問解説(経営情報システム)】R5(再試) 第13問 アジャイル開発

今日は、経営情報システムのR5(再試)第13問について解説します。

 R5(再試) 経営情報システム 第13問

システム開発手法に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a DevOps は、開発と運用のフェーズを明確に分離してシステムの導入や更新を行う方法をいう。
b XP は、外部から見たときの振る舞いを保ちつつソフトウェアの内部構造を変化させていく方法をいう。
c フィーチャ駆動開発は、ユーザにとって価値のある小さな機能のかたまりを単位として、実際に動作するソフトウェアを短期反復的に開発し、完成に近づけていく方法をいう。
d リーンソフトウェア開発は、随時ミーティングを設けつつスプリントと呼ばれる周期を繰り返しながら完成に近づけていく方法をいう。

〔解答群〕
ア a:正  b:正  c:誤  d:誤
イ a:正  b:誤  c:誤  d:誤
ウ a:誤  b:誤  c:正  d:正
エ a:誤  b:誤  c:正  d:誤
オ a:誤  b:誤  c:誤  d:正

解説

アジャイル開発に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

 

それではそれぞれの問題文をみていきましょう。

a:DevOpsは、開発担当者と運用担当者が連携して協力する手法です。開発と運用のフェーズを分離する手法ではありませんので誤りです。
よって、問題文は「誤」となります。

b:XPは、エクストリームプログラミングの略であり、5 つの指針となる価値観、5 つのルール、そして 12 の XP プラクティスから構成されている手法です。比較的小規模向き、顧客要求が明確でないときに有用です。問題文はXPのプラクティスの1つであるリファクタリングに関する説明ですので誤りです。
よって、問題文は「誤」となります。

c:正しい記述です。フィーチャ駆動開発は、ユーザーの機能価値(=フィーチャー)を重視した開発手法で、比較的大規模なプロジェクトにも適用可能な開発手法です。
よって、問題文は「正」となります。

d:リーンソフトウェア開発は、、製造業のリーン生産方式(≒トヨタ生産方式)を参考とした、無駄をそぎ落とした開発手法です。問題文はスクラムに関する説明ですので誤りです。
よって、問題文は「誤」となります。

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

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