今日は、情報システムのR4 第25問について解説します。
ブロックチェーン技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア NFT(Non-Fungible Token)は、ブロックチェーン技術を基に作られた一意で代替不可能なトークンであり、デジタルコンテンツに対応した NFT を発行することにより唯一性・真正性を証明できる。
イ PoW(Proof of Work)とは、ブロックチェーン上に新たなトランザクションを追加するための合意形成メカニズムの 1 つで、承認権限を持つ人のコンセンサスで決める。
ウ スマートコントラクトは、ブロックチェーン上に保存されたプログラムコードのことであり、暗号資産の取引に限定して利用される。
エ ブロックチェーンネットワークでは、パブリック型、コンソーシアム型、プライベート型のいずれにおいても中央管理者を置くことはない。
オ ブロックチェーンはブロック間のデータの連続性を保証する技術の 1 つであり、追加されたブロックが前のブロックのナンス値を保持することによって連続性が確保されている。
解説
ブロックチェーン技術に関する問題です。
ブロックチェーンを含むWeb 3.0に関連した⽤語については、まとめシートで以下の通り解説しています。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:その通りです。NFT(⾮代替性トークン)はブロックチェーン技術を元に作られた⼀意で代替不可能なトークンのことで、アートやゲームなどで⽤いられています。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢イ:誤りです。PoW(Proof of Work)とは、ビットコインなどの暗号資産や仮想通貨の取引データを正しくブロックチェーンつなぐための仕組みのことです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。スマートコントラクトとは、ブロックチェーンでの取引においてあらかじめ決められた設定に沿って自動的にトランザクションを実行する仕組みのことです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:誤りです。ブロックチェーンネットワークで中央管理者を置かなくてよいのはパブリック型のみです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢オ:誤りです。追加されたブロックが前のブロックのナンス値を保持することはありません。なお、この知識はかなりマニアックなので知らない方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正解は選択肢アとなります。
本問のように、新たなWeb技術に関するもので全て正確に覚えるのは難しいかと思います。
著者のYouTubeでは、試験前に出題予想を行っていますが、NFTについては「最低これだけを覚えて」というヤマをはっていたのが見事この問題に的中しました!
こちらの動画でご紹介している内容はキーワードで覚えておくと試験対策として良いかと思います。
是非参考にしてみてください。
【1次試験出題予想 第二弾】試験で狙い目?!2022年ニュースなトピック【中小企業診断士】_第167回
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