今日は、企業経営理論 R2 第15問について解説します。
企業が利用する生産技術を次の 3 つに分類して考える。
1 .大規模バッチのマスプロダクション技術
2 .小規模バッチ生産技術
3 .連続的処理を行うプロセス技術
このとき、次の文章の空欄A~Cに入る技術の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
[A ]から[ B ]、さらに[ C ]へ移行するにしたがって、一人の監督者の部下数が増し、組織の階層が増え、スタッフやスペシャリストを支援する管理職の比率が増え、一人当たりの労務費が低下する。
〔解答群〕
ア A:大規模バッチのマスプロダクション技術
B:小規模バッチ生産技術
C:連続的処理を行うプロセス技術
イ A:大規模バッチのマスプロダクション技術
B:連続的処理を行うプロセス技術
C:小規模バッチ生産技術
ウ A:小規模バッチ生産技術
B:大規模バッチのマスプロダクション技術
C:連続的処理を行うプロセス技術
エ A:小規模バッチ生産技術
B:連続的処理を行うプロセス技術
C:大規模バッチのマスプロダクション技術
オ A:連続的処理を行うプロセス技術
B:小規模バッチ生産技術
C:大規模バッチのマスプロダクション技術
解説
組織構造に関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。
それでは内容を見ていきましょう。
今回は、監督者の管理範囲と、労働者一人当たりの労務費についての説明です。
上記の専門化についての説明がヒントになりますが、分業が必要な専門性の高い業務ですと、監督者の管理範囲は狭く、労働者一人当たりの労務費は専門性が高いため、高いと分かります。
そして、段階がマニュアルに沿って行う作業へと進むにつれ、監督者の管理範囲は広く、労働者一人当たりの労務費は専門性が低いため、低くなると分かります。
これらより、一人の監督者の部下数が最も少ない作業は、専門性の高い順に
小規模バッチ生産技術→大規模バッチのマスプロダクション技術→連続的処理を行うプロセス技術 となります。
以上から、
A:小規模バッチ生産技術
B:大規模バッチのマスプロダクション技術
C:連続的処理を行うプロセス技術
が入り、正解は選択肢ウとなります。
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