今日は企業経営理論H28第19問の人的資源管理の問題について解説します。
H28 第19問
労働市場に対して組織の状況や特色をアピールする際に、応募者に好感される情報を強調するのではなく、ときには好感されにくい現実をありのままに伝えようとする広報戦略を、RJP(Realistic Job Preview)と呼ぶ。RJPの効果として、最も不適切なものはどれか。
ア 自己の能力を見つめなおさせ、自己選抜によって応募を辞退させる効果。
イ 職務や職場への初期適応を円滑にする効果。
ウ 入社後の離職を回避させる効果。
エ 入社前に組織に対して抱く期待や、やる気を引き上げる効果。
解説
人的資源管理のRJPに関する問題です。
RJPについては説明に書かれている通りで、悪いことも包み隠さず伝えることで人材のミスマッチの回避などを図るものです。
また、今回は不適切な選択肢を選ぶ問題となっています。
それでは各選択肢を見ていきましょう。
選択肢ア、イ、ウはRJPのねらいである人材のミスマッチの回避にあたるため、〇です。
選択肢エは、RJPは悪いことも伝えてしまうので、期待ややる気を引き上げるという効果はありません。
そのため、この選択肢は×となります。
以上から、正解は選択肢エとなります。
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