今日は運営管理のR3第3問について解説します。
生産現場におけるレイアウトのための分析手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア DI 分析では、横軸に製品、縦軸に生産量をとり、グラフを作成する。
イ SLP における相互関係図表は、アクティビティ間の立体的な大きさについて評価する。
ウ 流れ線図は、対象物の移動経路を工場配置図または機械配置図の上に、工程図記号を使って線図で記入し作成する。
エ フロムツウチャートは、列を機械設備、行を製品とし、セルに各設備の生産量を示して作成する。
解説
SLP(システマティックレイアウトプランニング)関する問題です。
それではまとめシートの図解も交えて選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:選択肢はP-Q分析に関する説明です。P(=Product)、Q(=Quantity)のことで、何をどれだけ生産するかを表すグラフです。
尚、DI分析とは、職場や生産設備の近接性を職場や生産設備の距離(Distance)と関係強度(Intensity)の観点から検討する手法です。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:相互関係図表は以下のような「平面的な近接性」の重要度を図表化したものです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:その通りです。工場レイアウト上に、物や人の流れを線図で表現したものを流れ線図といいます。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢エ:フロムツーチャートは以下のように、生産工程の前工程と後工程の関係を定量化することで、工程間の相互関係を分析します。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正解は選択肢ウとなります。
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