今日は、運営管理 R1 第43問について解説します。
以下のような ID-POS データがあるとき、データ項目中の顧客 ID、年、性別、購買金額の項目の変数を「名義尺度」「順序尺度」「間隔尺度」「比例尺度」の 4 つの尺度水準のいずれかに分類したい。
このとき、その組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
ア 顧客 ID-名義尺度 年-間隔尺度 性別-名義尺度 購買金額-比例尺度
イ 顧客 ID-名義尺度 年-間隔尺度 性別-順序尺度 購買金額-比例尺度
ウ 顧客 ID-名義尺度 年-比例尺度 性別-名義尺度 購買金額-順序尺度
エ 顧客 ID-間隔尺度 年-比例尺度 性別-名義尺度 購買金額-順序尺度
オ 顧客 ID-間隔尺度 年-比例尺度 性別-順序尺度 購買金額-比例尺度
解説
尺度水準に関する問題です。
尺度水準自体について、細かく覚える必要はないですが、本問は試験中の現場対応でも乗り切れる問題なので、パッとみて分からない問題は後回しにし、その後時間があれば考えてみると意外とすんなり解ける場合もあります。
それでは選択肢をみていきましょう。
顧客、年、性別、購買金額がそれぞれどの尺度に分類されるかということですが、選択問題なので小教法で進めます。
顧客 ID:名義か間隔から選びますが、間隔というのは頻度や時間など数量的なものを表すと考え消去法で名義を選びます。
年:間隔か比例から選びますが、先ほど推測した通り、頻度や時間などを表すと考える間隔を選びます。
性別:名義か順序から選びますが、性別=男女しかありませんので、順序(数量的な大小)は当てはまらないと考え、消去法で名義を選びます。
購買金額:比例か順序から選びますが、ここは少し迷いそうです。結論からいうと、「0」を絶対基準とする尺度である比例尺度が答えですが、もし分からなくても前の3つで選択肢アと確定できます。
以上から、顧客 ID-名義尺度 年-間隔尺度 性別-名義尺度 購買金額-比例尺度 ですので
正解は選択肢アとなります。
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