【過去問解説(運営管理)】H30 第14問 現品管理

今日は、運営管理 H30 第14問について解説します。

 運営管理 H30 第14問

JIS で定義される現品管理の活動として、最も不適切なものはどれか

ア 受け入れ外注品の品質と数量の把握
イ 仕掛品の適正な保管位置や保管方法の設定
ウ 製品の適正な運搬荷姿や運搬方法の検討
エ 利用資材の発注方式の見直し
解説

現品管理に関する問題です。
現品管理については、まとめシートで以下の通り解説しています。

現品管理とは、原材料や部品などの資材、仕掛品、製品などの物について、運搬・移動や停滞・保管の状況を管理する活動のことをいい、現品の経済的処理と数量、所在の確実な把握を目的としています。

それでは選択肢をみていきましょう。
今回は不適切なものを選ぶ問題です。

選択肢ア:その通りです。「受け入れ外注品の品質と数量の把握」は数量、所在の確実な把握などの観点から現品管理に該当します。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:その通りです。「仕掛品の適正な保管位置や保管方法の設定」は保管の状況の管理や所在の確実な把握などの観点から現品管理に該当します。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢ウ:その通りです。「製品の適正な運搬荷姿や運搬方法の検討」は運搬・移動や停滞・保管の状況を管理などの観点から現品管理に該当します。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢エ:誤りです。「利用資材の発注方式の見直し」は管理ではなく、改善活動に該当します。
よって、この選択肢は×です。

以上から、不適切なものを選ぶ問題ですので、正解は選択肢エとなります。

 

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