今日は財務・会計のR2第17問について解説します。
R2 財務・会計 第17問
割引率が8%の場合の年金現価係数は、以下のとおりである。 2 期末のキャッシュ・フローを現在価値にする複利現価係数として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
ア 0.7938
イ 0.8574
ウ 0.9259
エ 1.7833
解説
年金現価係数と複利現価係数に関する問題です。
それぞれの係数が元々どういう形で計算されていたのかを知っていれば問題なく対応できたかと思います。
ちなみに、まとめシートでも解説しましたが、年金現価係数と複利現価係数はそれぞれ、以下の式で求めることができました。
今回の場合、割引率は8%ですのでr=0.08となります。
すると、問題中で与えられた表から、
1/(1+0.08)1=0.9259
1/(1+0.08)1+1/(1+0.08)2=1.7833
ということがわかります。
複利現価係数は1/(1+0.08)nですので、
1期末では
1/(1+0.08)1=0.9259
2期末では
1/(1+0.08)2
となります。
年金現価係数の値を用いると1/(1+0.08)2の値は
1/(1+0.08)2={1/(1+0.08)1+1/(1+0.08)2}-1/(1+0.08)1
で求めることができ、表の値より
1.7833-0.9259=0.8574
となります。
以上から、正解は選択肢イとなります。