今回は、財務・会計から、平成27年の第9問について解説します。
H27 財務・会計 第9問
キャッシュフローの減少額として最も適切なものはどれか。
ア 減価償却費
イ 仕入債務の増加
ウ 棚卸資産の増加
エ 長期借入金の増加
解説
CF計算書に関する基本的な問題です。
単純に知っているか知らないかが問われているので、わからなかった方は、今この問題で覚えてしまいましょう。
それでは各選択肢を見ていきましょう。
選択肢アの減価償却費は、実際は現金が出て行っていないにもかかわらず費用に計上するものですので、キャッシュフローはプラスとなります。
選択肢イの仕入債務の増加は、仕入のために出ていくはずの現金が払われずに手元に残っていく状態ですので、キャッシュフローはプラスとなります。
選択肢ウの棚卸資産の増加は、現金が棚卸資産に変わり、それがどんどんたまっていってしまう、というイメージです。
そのため、キャッシュフローはマイナスとなります。
選択肢エの長期借入金の増加は、借入金として現金が増えるので、キャッシュフローはプラスとなります。
以上から、正解は選択肢ウの棚卸資産の増加となります。
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