【過去問解説(経営情報システム)】R5(再試) 第8問 開発管理

今日は、経営情報システム R5(再試)第8問について解説します。

情報システム R5(再試)第8問

システムの構築・運用に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a SoS(System of Systems)とは、組織全体の意思決定の階層を戦略的計画、マネジメントコントロール、オペレーショナルコントロールの 3 つに分けて、システム化の構想をするフレームワークをいう。
b ISMS とは、リスクやベネフィットを考慮しながら IT 投資の対象を特性に応じて分類し、資源配分の最適化を図ろうとするフレームワークをいう。
c SLA とは、IT サービスを提供する事業者と IT サービスを利用する企業間の間で結ばれるサービス水準に関する合意のことをいう。
d WBS とは、プロジェクトの計画やマネジメントのためにプロジェクト全体の作業を分解し、その構造を階層的に示したものをいう。
〔解答群〕
ア a:正  b:正  c:誤  d:誤
イ a:正  b:誤  c:正  d:誤
ウ a:正  b:誤  c:誤  d:正
エ a:誤  b:正  c:誤  d:正
オ a:誤  b:誤  c:正  d:正

解説

開発管理に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

 

・SoS(System of Systems システムオブシステムズ)とは、個々のシステムでは達成できないタスクを実現するため複数のシステムを統合することをいいます。

・SLAとは、Service Level Agreementの略で、サービス品質の要求⽔準を決めて合意したことをあらかじめ⽂書化しておくことをいいます。SLAには、事前に取り決めたサービスのレベルを保証する⽬標保証型と、事前に取り決めたサービスのレベルは努⼒義務として定める努⼒⽬標型の2つのタイプの取り決めがあります。また、事前に取り決めたSLAが適切に実施されるよう運営・管理する仕組みのことをSLM(Service Level Management)といいます。

・WBS : プロジェクトの全体計画の⽴案の代表的な⼿法にはWBS(Work Breakdown Structure)があります。WBSはプロジェクト全体の作業を管理可能な⼤きさに細分化し、プロジェクト全体でやるべき作業をトップダウンで洗い出した上で、階層的に要素分解する⼿法のことです。

 

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:a.b.c.dが誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:a.dが誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:a.c.が誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:b.c.が誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:その通りです。
よって、この選択肢は〇です。

以上から、正解は選択肢オとなります。 選択肢の全ての解答が解らなくても覚えている基礎知識をフル活用して消去法で選択できる解答を導き出すことが可能です。

 

 

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