今日は、情報システムの R4 第10問 について解説します。
中小企業においても、オープンデータの活用は競争力向上の重要な要因となり得る。オープンデータに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 売上データや人流データなどに匿名加工を施したうえで第三者に販売されるデータ。
イ 行政の透明化を図るために、条例に基づいて住民からの公開請求の手続きにより住民に公開されるデータ。
ウ 公開の有無にかかわらず、OpenDocument フォーマットで保管されるデータ。
エ 政府や企業が公式に発表する統計データや決算データではなく、インターネットのログや SNS の投稿などから得られるデータ。
オ 二次利用が可能な利用ルールが適用され、機械判読に適し、無償で利用できる形で公開されるデータ。
解説
オープンデータに関する問題です。
オープンデータについては、まとめシートで以下の通り解説しています。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。オープンデータは無償で利用できるもので、販売されているものではありません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:誤りです。情報公開制度に関する説明です。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。OpenDocument フォーマットとはドキュメントの形式のことであり、オープンデータはデータの形式は問いません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:誤りです。インターネットのログや SNS の投稿などから取るデータではありません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢オ:その通りです。オープンデータは⼆次利⽤可能な利⽤ルールが適⽤されるデータで、機械判読に適しており、無償で利⽤できる形で公開されるデータのことをいいます。
よって、この選択肢は〇です。
以上から、正解は選択肢オとなります。
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