【過去問解説(情報)】H27 第7問 正規化

今日は、情報 H27 第7問 について解説します。

 情報 H27 第7問

RDB の設計においては、利用するマスタファイルやトランザクションファイルのテーブル定義が行われる。
ある業務で利用している RDB では、以下のようなマスタテーブルやトランザクションテーブルが定義されている。各テーブルが正規化されている場合、以下の空欄 A〜C に入る項目の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]
ア A:顧客住所 B:仕入先コード C:受注日付
イ A:顧客電話番号 B:仕入先住所 C:販売金額
ウ A:顧客電話番号 B:在庫量 C:値引率
エ A:自社担当者名 B:仕入単価 C:仕入先住所

解説

正規化に関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

:「顧客マスタ」ということで、顧客情報に関するものが入ると考えられますが、この時点では全ての選択肢が入る可能性があるので絞り込みは難しそうです。一旦パスして次に移ります。

:「商品マスタ」ということで、顧客情報に関するものが入ると考えられます。在庫量については、仕入れの度に変更になるのでこの項目には不適当と考え、候補から外します。また、「仕入先住所」については仕入れ先マスタが別途存在するためそちらに属する可能性が高く、一旦候補から外しておきます。
よって、この選択肢は×です。

:「受注トランザクション」ということで、受注のトランザクション関するものが入ると考えられます。マスタとは異なり、それぞれの受注の紐づく情報ですので、「受注日付」または「販売金額」が最も適当と考えられます。

以上から、それぞれの項目で最適と思われるものは
A:顧客住所 B:仕入先コード C:受注日付 となり
正解は選択肢アとなります。

 

 

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